PICプログラマーの回路修正
- PICプログラマーで、「今までプログラミングができていたのに、途中からできなくなった。」という報告を多く受けるようになって来ました。
原因として最も考えられることは、18ピンパッケージマイコンの挿入ミスが挙げられます。
18ピンマイコンは、本来は、U6:28ピンZIFソケットに下側をそろえて挿入しなければなりません。
しかし、間違って18ピンマイコンを、U7:40ピンZIFソケットに上側をそろえて挿入し、書き込みを行った場合、
HD14066、(74HC4066AP)が高温となり破壊されます。
以下のボード改造を行います。
1、40ピンZIFソケット、U7:36ピンはパターンでGNDに接続されているので、パターンカットを行い、GNDから切り離します。
2、U7:31ピンとU7:36ピンを1Mオーム程度の抵抗で接続します。
(U7:36ピンを1Mオームでプルダウンすることになります。)
- PICプログラマーVer4で、PIC16F818/819/88を使用する場合、ボードの改造が必要になります。
U6:14ピンと、U6:4ピンを100K〜1Mオーム程度の抵抗で接続します。
(U6:14ピンを1Mオーム程度の抵抗でプルダウンすることになります。)
PICプログラマーVer3では、PIC16F818、819、88をサポートしていないのでこの修正は対象外です。
この修正を行っても、他のPICマイコンの書込みには影響しません。
- 修正参考写真